個人事業の在庫・道具の保管場所|月額と出し入れのしやすさ

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目次

個人事業の在庫・機材の保管場所|自宅の一室が埋まったときのトランクルーム比較

ネットショップ、ハンドメイド販売、出張施術、出張撮影。開業したてのころは自宅の一室で足りていた在庫と機材が、気づくと部屋を丸ごと占領している。 この段階で外部の保管場所を探し始める人はとても多いです。ただ、在庫の保管は「引っ越しの間だけ荷物を逃がす」用途とは条件がまったく違います。預ける期間に終わりがなく、しかも出し入れの回数が多いからです。

この2つの条件が、料金の見え方を大きく変えます。たとえば宅配型収納のminikuraは月320円(1箱)と安く見えますが、取り出しはBOXごとに1,100円かかります。月に5箱出し入れすれば5,500円で、月額の3,200円(10箱分)を上回ります。一方で店舗型のハローストレージは24時間365日いつでも入れて、自分で行くかぎり出し入れに追加費用はかかりません。在庫保管では「月額の安さ」より「1回あたりの出し入れコスト」が総額を決めます。

もうひとつ、事業で使う以上は避けて通れないのが経費処理です。宅配型のAZUKELは月200円(レギュラー)から使える安さが魅力ですが、公式サイトに法人・未成年は利用不可、さらに領収書の発行なしと明記されています。個人事業主でも、確定申告に向けて領収書を残したいなら最初から候補から外れます。この記事では、この「事業で使えるか」を最初の分岐点として整理し、そのうえで1年・2年と使い続けた場合の総額を計算します。宅配型と店舗型のどちらが合うか自体を迷っている段階なら、先に宅配型と店舗型の選び方をご覧ください。

結論:このケースで選ぶべきサービス

在庫・機材の保管で有力な選択肢

  • ハローストレージ(店舗型)/出し入れの回数が多いなら第一候補です。24時間365日利用でき、自分で運ぶかぎり出し入れに追加費用はかかりません。40都道府県にあり、当サイトの実測では空室ありが1,479物件。屋外1,223物件・屋内248物件で、屋外なら車を横づけしやすいのも在庫の積み下ろしに向きます
  • ストレージ王(店舗型)更新料がないのが長期利用で効きます。最短1カ月から使え、補償は50万円。ただし表示月額2,409円には管理料1,100円と保証料300円が含まれず、実質は3,809円からです。32都道府県244店で東京54・岡山45・千葉30に集中しており、大阪1店・北海道0店と地域の偏りが大きい点は先に確認してください
  • minikura(宅配型)/在庫の回転が遅い商品、いわゆる「動かない在庫」を切り離すのに向きます。月320円(HAKO)で初期費用0円、MONOならアイテム単位で880円から取り出せるため、10箱まとめて呼び戻す必要がありません。さらに13カ月以上保管した箱は取り出し送料が無料になります
  • デリバリートランク(宅配型)専用箱がなく、自分の箱をそのまま預けられるのが最大の特徴です。仕入れの外装箱のまま倉庫へ送れるので、詰め替えの手間がありません。定額タイプは契約料3,600円+月3,600円で1,500Lまで。ただし土日祝は休業です

在庫の性質によって答えが変わります。ざっくり言えば、毎週・毎月出荷する主力商品は店舗型、季節商品や型落ち在庫は宅配型という切り分けが現実的です。両方を併用して、主力を店舗型に置き、動かない在庫を宅配型へ逃がす使い方もできます。

このシーンで一番効くのは最低利用期間の確認

在庫保管は「1年以上、終わりを決めずに使う」のが前提です。そのため、引っ越しの一時保管のように最低利用期間が総額を押し上げる心配はほとんどありません。1カ月だけ借りたい場合と違って、3カ月や6カ月の縛りはあってないようなものです。

そのかわり、長期で効いてくるのは更新料解約するときの手続きです。事業をたたむ、自宅を広い部屋に移す、実店舗を借りる。どの理由でも解約は突然決まります。そのときに何カ月分を払うことになるのかを、契約前に把握しておいてください。

1年以上使う前提で確認すべき条件

  • ハローストレージは更新料が月額の0.5カ月分・年1回かかります。月額1,400円の区画なら年700円ですが、月額10,800円の屋外2帖なら年5,400円です
  • ハローストレージの解約は、通知が到達した月の翌月末で終了します。日割の返金はありません。室内清掃料13,200円もかかりますが、安心保証パックに加入していれば0円になります
  • ストレージ王は更新料なしです。ただし解約は前月末までに解約通知書の提出が必要で、月の途中で解約しても返金はありません
  • スペラボは最低利用期間の明示がありませんが、中途解約は契約内容に応じて1〜3カ月分を請求されます。当月末での解約は不可で実質翌月末。退去時手数料も賃料0.5カ月分(一括払いなら0円)かかります
  • デリバリートランクの定額タイプは6カ月以上の契約で、180日間はそもそも解約できません。さらに解約予告は60日前です。撤退の判断から実際に費用が止まるまで2カ月かかります
  • AZUKELは最低3カ月ですが、全部取り出すと残りの期間の保管料が発生します。一部だけの取り出しなら追加料金はかかりません
  • エアトランクは全部取り出しても3カ月分の月額が発生します。首都圏・阪神・名古屋の一部市区のみの対応で、地方の事業者は候補に入りません

最低利用期間と早期解約費用の比較表

サービス 種別 最低利用期間 最低期間内に解約・取り出した場合の費用 解約予告
minikura 宅配型 3カ月 1箱あたり、入庫月に取り出すと保管料2カ月分相当+980円、翌月は1カ月分+980円、翌々月は980円。MONOのアイテム単位取り出しは早期取り出し料なし 公式サイトで確認
サマリーポケット 宅配型 3カ月(入庫月から翌々月末) 時期・箱の種類を問わず一律1,760円/箱 公式サイトで確認
AZUKEL 宅配型 3カ月 一部だけの取り出しは追加料金なし。全部取り出すと残りの期間の保管料が発生 公式サイトで確認
エアトランク 宅配型 3カ月 全部取り出しても3カ月分の月額が発生 公式サイトで確認
宅トラ 宅配型 6カ月 6カ月未満で解約しても6カ月分の保管料が発生 公式サイトで確認
デリバリートランク 宅配型 少量課金タイプは2カ月以上/定額タイプは6カ月以上(180日間は解約不可) 定額タイプは180日間そもそも解約できない 60日前
ハローストレージ 店舗型 申込月〜翌月末の約2カ月 解約は通知が到達した月の翌月末で終了。日割の返金なし。室内清掃料13,200円(安心保証パック加入で0円) 通知到達月の翌月末
スペラボ 店舗型 明示なし 中途解約は契約内容に応じて1〜3カ月分を請求。退去時手数料は賃料0.5カ月分(一括払いなら0円)。6カ月未満の契約は割引が効かず定価+管理費2,200円 当月末での解約は不可。実質翌月末
ストレージ王 店舗型 最短1カ月 月の途中で解約しても返金なし。更新料はなし 前月末までに解約通知書
ドッとあ〜るコンテナ 店舗型 最短1カ月(公式表記) 公式サイトに記載なし。店舗ごとに確認 公式サイトで確認
スペースプラス 店舗型 公式トップに記載なし 公式サイトの見積り機能で確認 公式サイトで確認

※JAPANトランクルームは他社物件の検索ポータルのため、この比較表には含めていません。

事業利用の可否と経費処理

在庫を置く場所を探すとき、料金より先に見るべき項目があります。そもそも事業で使えるかと、経費として処理できる書類が出るかの2つです。ここで条件が合わないサービスは、いくら安くても候補から外れます。

サービス 法人・事業者としての利用 領収書・書類 在庫として置けない物の代表例(公式明記分)
AZUKEL 法人・未成年は利用不可 領収書の発行なし 公式サイトでご確認ください
サマリーポケット 公式サイトでご確認ください 公式サイトでご確認ください タイヤ、磁気を発する物、電池
宅トラ 公式サイトでご確認ください 公式サイトでご確認ください 記録媒体(CD・DVD・写真アルバム)、楽器、オーディオ機器、仏壇・遺骨、フィギュア
デリバリートランク 公式サイトでご確認ください 公式サイトでご確認ください 内容物が1梱包10万円を超える物
minikura 公式サイトでご確認ください 公式サイトでご確認ください 公式サイトでご確認ください
ハローストレージ 公式サイトでご確認ください 公式サイトでご確認ください 物件・規約による
ストレージ王 公式サイトでご確認ください 公式サイトでご確認ください 物件・規約による
スペラボ 公式サイトでご確認ください 公式サイトでご確認ください 物件・規約による

AZUKELは安いが事業では使いにくい

  • AZUKELは月200円(レギュラー)・取り出し一律1,100円・入庫0円と、宅配型のなかでも料金は軽い部類です。1箱30点まで無料で撮影してくれる機能も、在庫の把握には便利に見えます
  • ただし公式サイトに法人・未成年は利用不可と明記されています。さらに領収書の発行がありません
  • 個人事業主が個人名義で契約すること自体の可否は公式サイトでご確認いただく必要がありますが、いずれにせよ領収書が出ない以上、経費処理の証憑をどう残すかという問題が残ります
  • 「安いから」でAZUKELを選び、確定申告の時期に困る、という順番だけは避けてください

扱う商材によっては、そもそも預けられない物が含まれます。中古CD・DVDやレコードを扱うなら宅トラは記録媒体が不可です。フィギュアやドール系の物販も宅トラでは易損品として不可。フィギュアの保管のページで別の選択肢を確認してください。モバイルバッテリーや電池入りの雑貨を扱うならサマリーポケットは電池が不可です。本の保管靴の保管のように、商材ごとの注意点をまとめたページも参考になります。

期間別の総額シミュレーション

在庫保管は1年以上使う前提なので、12カ月と24カ月の2つで比べます。すべて当サイトが公式料金をもとに計算した参考値です。

サービス・プラン 12カ月の総額 24カ月の総額 計算式
ハローストレージ 屋内0.5帖(実測 月額1,400円の区画) 58,676円 113,136円 12カ月=初回13,876円+4,480円×10カ月(44,800円)。24カ月=13,876円+4,480円×22カ月(98,560円)=112,436円に更新料700円を加算
ストレージ王(表示月額2,409円の区画) 56,208円+初回保証手数料 101,916円+初回保証手数料 実質月額=2,409円+管理料1,100円+保証料300円=3,809円。12カ月=初期費用の確定分10,500円+3,809円×12カ月(45,708円)。24カ月=10,500円+3,809円×24カ月(91,416円)
minikura HAKO 10箱 49,400円 76,800円 12カ月=320円×10箱×12カ月(38,400円)+取り出し1,100円×10箱(11,000円)。24カ月=320円×10箱×24カ月(76,800円)。13カ月以上保管した箱は取り出し送料が0円
デリバリートランク 定額タイプ(1,500Lまで) 46,800円 90,000円 12カ月=契約料3,600円+月3,600円×12カ月(43,200円)。24カ月=契約料3,600円+月3,600円×24カ月(86,400円)

計算の中身をもう少し丁寧に見ておきます。

ハローストレージ 屋内0.5帖の場合。 初回費用13,876円には、事務手数料(賃料1カ月分)、申込月の日割、翌月分、管理費2,200円×2カ月、安心保証880円×2カ月、鍵代3,080円、セキュリティ登録料1,100円が含まれます。つまりこの13,876円で最初の2カ月分まで払い終えている計算です。3カ月目からは賃料1,400円+管理費2,200円+安心保証880円=4,480円が毎月かかります。12カ月なら残り10カ月分で4,480円×10カ月=44,800円。合わせて58,676円です。24カ月なら残り22カ月分で4,480円×22カ月=98,560円、合計112,436円。ここに1年ごとの更新料700円(月額1,400円の0.5カ月分)を1回分足して113,136円になります。

ストレージ王の場合。 ここは表示月額のとらえ方に注意が必要です。公式の最安表示は月2,409円ですが、これには管理料1,100円と保証料300円が含まれていません。毎月かかる実額は2,409円+1,100円+300円=3,809円です。初期費用のうち金額が確定しているのは、事務手数料5,500円+鍵交換代4,400円+保証料600円=10,500円。12カ月なら10,500円+3,809円×12カ月=45,708円で、合計56,208円。24カ月なら10,500円+3,809円×24カ月=91,416円で、合計101,916円です。ただしこのほかに初回保証手数料・初月の日割・翌月分が別途かかります。とくに初回保証手数料は金額が公表されていないため、必ず公式サイトでご確認ください。更新料はかかりません。

minikura HAKO 10箱の場合。 月320円×10箱=3,200円。12カ月で3,200円×12カ月=38,400円です。ここに取り出し送料1,100円×10箱=11,000円を足して49,400円。24カ月なら320円×10箱×24カ月=76,800円で、13カ月以上保管した箱は取り出し送料が無料になるため、取り出し分は0円。合計76,800円です。保管期間が長くなるほど、宅配型の弱点だった取り出し送料が消えるのがminikuraの構造です。ただしこれは「最後に1回まとめて出す」前提の金額で、途中で何度も出し入れすればそのつど1,100円が上乗せされます。

デリバリートランク 定額タイプの場合。 契約料3,600円+月3,600円で1,500Lまで入ります。12カ月は3,600円+3,600円×12カ月=43,200円で合計46,800円。24カ月は3,600円+3,600円×24カ月=86,400円で合計90,000円です。表の4社では12カ月・24カ月とも金額が軽いほうですが、後述するとおり空調がなく、補償も1梱包10万円までという制約があります。

この表の読み方

4社は「入る量」がまったく違います。ハローストレージの屋内0.5帖は段ボールなら数十箱が入る広さ、minikura 10箱は文字どおり段ボール10箱、デリバリートランクの定額タイプは1,500Lまで。金額だけを横に並べても比較になりません。
それでも並べる意味はあります。1年以上使う前提だと、店舗型と宅配型の総額の差が思ったより小さいことが見えるからです。1年で49,400円の宅配型10箱と、58,676円の店舗型0.5帖。差は9,276円で、月あたり773円です。この差額で「いつでも自分で出し入れできる」を買えるかどうかが、在庫保管では判断の分かれ目になります。

候補サービス3社の詳細

ハローストレージ(店舗型・主力候補)

出し入れの回数が多い在庫保管では、店舗型の強みがそのまま効きます。24時間365日利用でき、自分で運ぶかぎり出し入れに追加費用がかかりません。週に何度も出荷する事業なら、宅配型の取り出し送料を積み上げるより圧倒的に軽く済みます。

物件数も判断材料になります。当サイトの実測では空室ありが1,479物件あり、内訳は屋外1,223物件・屋内248物件。屋外型が8割以上を占めるため、車を横づけできる区画を見つけやすいのが在庫の積み下ろしに向いています。段ボールを何箱も運ぶ作業を、駐車場から遠い屋内区画でやるのは現実的ではありません。

料金は当サイトの実測で、屋内が最安1,200円・中央値13,100円、屋外が最安2,200円・中央値11,800円。広さ別の中央値は0.5帖以下4,200円、〜1帖8,300円、〜2帖9,400円、〜3帖14,500円、〜5帖19,800円、〜8帖32,600円です。

ハローストレージが向く人

  • 週に1回以上、在庫を取りに行く人。24時間365日で、出し入れの回数が増えても追加費用が発生しません
  • 車で在庫を運ぶ人。屋外1,223物件・屋内248物件と屋外が多く、車を横づけしやすい区画を探せます
  • 撮影機材や施術用のベッド・什器など、箱に入らない道具を置きたい人。段ボール単位の宅配型では扱えないサイズも、区画を借りれば置けます
  • まず小さく始めたい人。屋内0.5帖の実測で初回13,876円、3カ月目以降4,480円という水準から試せます
  • 全国から探したい人。40都道府県に展開しています

ハローストレージが向かない人

  • 温度と湿度をきちんと管理したい人。屋内は85%が空調ありですが、これは共用部のみで室内の温湿度管理はありません。屋外は94%が断熱材という仕様です。温度に弱い商材には向きません
  • 更新料を避けたい人。月額の0.5カ月分が年1回かかります
  • 解約をすぐ止めたい人。通知が到達した月の翌月末で終了し、日割の返金はありません
  • 申し込みを後から取り消す可能性がある人。キャンセル料5,000円がかかります
  • 解約時の清掃費を避けたい人。室内清掃料13,200円がかかります(安心保証パック加入で0円)

ストレージ王(店舗型・更新料なし)

長期で使うほど効いてくるのが更新料なしという条件です。1年ごとの更新料がないぶん、契約を何年も続ける在庫置き場としては読みやすい料金体系になります。最短1カ月から使え、補償は50万円。屋内67店舗・屋外181店舗・バイク107店舗という構成です。

ストレージ王が向く人

  • 何年も使い続ける前提の人。更新料がないため、年をまたぐたびの出費がありません
  • 在庫の金額が大きい人。補償50万円は、当サイトが確認した範囲では厚い部類です
  • 東京・岡山・千葉に拠点がある人。244店のうち東京54・岡山45・千葉30と、この3都県に集中しています
  • まず1カ月だけ試したい人。最短1カ月から契約できます

ストレージ王が向かない人

  • 関西・北海道の人。32都道府県244店ですが、大阪は1店、北海道は0店です。通える距離に店舗がない可能性が高くなります
  • 表示価格そのままで予算を組みたい人。月2,409円の表示に管理料1,100円と保証料300円が含まれず、実質は毎月1,400円上乗せされます
  • 初期費用を先に固めたい人。事務手数料5,500円・鍵交換代4,400円・保証料600円は確定していますが、初回保証手数料の金額は公式サイトでの確認が必要です
  • 解約のタイミングを自由にしたい人。前月末までに解約通知書が必要で、月の途中で解約しても返金はありません
  • 夏場の温度が気になる商材を置く人。屋内は夏で28〜29度という水準です

minikura(宅配型・動かない在庫の避難先)

主力ではなく、回転の遅い在庫を自宅から切り離す用途で強いのがminikuraです。初期費用0円・預け入れ送料0円で、月額はHAKOが320円、MONOが380円、クローゼットが660円、大型プランが880円から(いずれも1箱・税込)。

在庫保管で効くのはMONOプランのアイテム単位取り出しです。1箱まるごとではなく880円から1点ずつ出せるので、「この商品だけ売れた」というときに10箱を呼び戻す必要がありません。しかもMONOのアイテム単位取り出しには早期取り出し料がかかりません。書類の保管を兼ねたい場合は書類の保管のページも参考になります。

minikuraが向く人

  • 売れる頻度が低い在庫を持つ人。月320円(HAKO)×箱数だけで、初期費用は0円です
  • 1点ずつ出したい人。MONOならアイテム単位で880円から取り出せ、早期取り出し料もかかりません
  • 1年以上まとめて寝かせる人。13カ月以上保管した箱は取り出し送料が無料になり、13カ月目以降は長期割も適用されます
  • 温度と湿度を数字で確認したい人。28℃以下・湿度65%以下という条件が公表されています
  • 地方の事業者。全国対応です(沖縄は1梱包あたり1,000円加算、大型プランは沖縄離島不可)

minikuraが向かない人

  • 出し入れが多い人。BOXの取り出しは1,100円(ラージ1,320円)で、月に5回出せば5,500円です。店舗型なら追加費用0円の作業に、毎月これだけかかります
  • 在庫の単価が高い人。補償は1箱1万円です。月55円のオプションで10万円まで上げられますが、それでも高額商材には足りない可能性があります
  • 大きい物・重い物を預けたい人。箱は38×38×38cm・20kgまで、ラージで45×68×38cm・25kgまでです。什器や大型機材は入りません
  • その日のうちに在庫を手元に戻したい人。宅配便のリードタイムがかかります

補足:デリバリートランクという4番目の選択肢

3社に入れていませんが、在庫保管に限っては見逃せない特徴があります。専用箱がなく、自分の箱をそのまま預けられる点です。ほかの宅配型は所定の段ボールに詰め替える必要がありますが、デリバリートランクは仕入れの外装箱のまま倉庫へ送れます。梱包し直す手間がまるごと消えるので、箱数が多い在庫では実務上のメリットが大きい方式です。

一方で制約もはっきりしています。常温常湿で空調がありません。補償は1梱包10万円で、内容物が10万円を超える物はそもそも預け入れできません。倉庫は東京・神奈川・埼玉・宮城・大阪で、宅配便が届けば全国から利用できます。1個20kgまで。そして土日祝は休業です。

店舗型トランクルームの総額シミュレーター

月額だけでは総額は決まりません。初期費用を含めた実際の支払い額を計算します。

各社公式サイトで公開されている最低料金をもとにした概算です。プラン・地域・箱のサイズによって実際の金額は変わります。 店舗型は物件ごとに月額と初期費用が異なるため、目安としてご覧ください。 申し込み前に必ず公式サイトで最新の料金をご確認ください。

このシーン特有の注意点

出し入れの回数が総額を決める

在庫保管が引っ越しの一時保管と決定的に違うのは、預けたあとも何度も荷物が動くことです。ここを見落とすと、月額の安いサービスを選んだのに総額で高くなります。

サービス 出し入れの方法 1回あたりの費用 使える時間・曜日 1点だけ取り出せるか
ハローストレージ 自分で行く 追加費用なし 24時間365日 自分で選んで持ち出せる
ストレージ王 自分で行く 追加費用なし 公式サイトでご確認ください 自分で選んで持ち出せる
スペラボ 自分で行く 追加費用なし 24時間利用は92%の店舗 自分で選んで持ち出せる
minikura 宅配 BOX 1,100円(ラージ1,320円)/MONOはアイテム単位880円〜 宅配便に準じる MONOなら可(早期取り出し料なし)
サマリーポケット 宅配 BOX 1,100円/アイテム880円〜/ブックスはゆうメール352円〜 宅配便に準じる アイテム単位で可
AZUKEL 宅配 一律1,100円/箱 宅配便に準じる 一部取り出しは追加料金なし。全部出すと残り期間の保管料が発生
エアトランク 集荷・配送 何度でも無料 公式サイトでご確認ください 不可(箱ごと)
デリバリートランク 宅配 公式サイトでご確認ください 土日祝は休業 公式サイトでご確認ください
宅トラ 宅配 ちびトラは片道1個2,090円〜 宅配便に準じる 公式サイトでご確認ください

この表で在庫保管の向き不向きがはっきりします。エアトランクは集荷・配送が何度でも無料という強みがある一方、1点だけの取り出しができず箱ごとになります。在庫から1商品だけ出したい使い方には噛み合いません。デリバリートランクは土日祝が休業なので、週末に注文が入っても月曜まで出荷できません。土日に売上が立つネットショップでは致命的になりえます。

逆に、店舗型は3社とも出し入れが無料です。月に何度出し入れしても月額は変わりません。賃貸の収納が足りない場合と同じく、ここが宅配型と店舗型の最大の分岐点になります。

車で搬入できるかを先に確認する

在庫は重く、量があります。台車で何往復もできる立地かどうかで、日々の負担がまったく変わります。

スペラボは39都道府県785店・全店屋内型で、東京だけで298店。24時間利用が92%、防犯カメラ99%、エアコン89%、除湿機51%と設備は充実しています。最短3分で申込、最短1時間で利用開始という速さも魅力です。ただし駐車場ありは18%のみ。車で在庫を運ぶ前提なら、この数字は無視できません。契約前に、その店舗に駐車場があるかを必ず確認してください。

対してハローストレージは、当サイト実測の空室あり1,479物件のうち屋外が1,223物件。屋外型は区画の前まで車で入れる構造のものが多く、在庫の積み下ろしには向いています。店舗型トランクルームの比較で、屋内型と屋外型の違いを確認しておくと選びやすくなります。

在庫の金額に補償が足りているか

事業の在庫は、私物と違って金額がはっきりしています。だからこそ、補償の上限を先に確認してください。

サービス 補償の上限 保管環境
ストレージ王 50万円 屋内は夏28〜29度
エアトランク 50万円/梱包 10〜28℃・湿度65%以下
宅トラ 44〜60万円 20〜25℃・湿度55〜65%
デリバリートランク 1梱包10万円(内容物が10万円超は預け入れ不可) 常温常湿・空調なし
AZUKEL 1箱5万円 平均25℃・湿度65%以下
サマリーポケット 1箱1万円(月55円のオプションで50万円) 24時間空調・湿度65%以下
minikura 1箱1万円(月55円のオプションで10万円) 28℃以下・湿度65%以下
ハローストレージ 公式サイトでご確認ください 屋内85%が空調ありだが共用部のみ。室内の温湿度管理はなし。屋外94%が断熱材

在庫30万円分を1箱に詰めて預けるなら、minikuraの標準1万円では明らかに足りません。オプションで10万円まで上げても届きません。サマリーポケットなら月55円のオプションで50万円まで上げられます。「補償はいくらか」ではなく「自分の在庫の総額に足りるか」で見てください。1箱に詰める金額を分散させるのも現実的な対処法です。

保管環境も商材次第で重みが変わります。衣類・革製品・紙もの・食品関連なら、温度と湿度の条件は最優先の項目になります。数字を公表している宅配型に対して、店舗型はハローストレージの屋内85%が空調ありでも共用部のみで、室内の温湿度管理はありません。ストレージ王の屋内は夏28〜29度という水準です。デリバリートランクにいたっては空調そのものがありません。

重量物を置く場合の制限

宅配型は箱ごとの重量に上限があります。minikuraは1箱20kgまで(ラージは25kgまで)、サマリーポケットは20kgまで、AZUKELは20kgまで、デリバリートランクは1個20kgまで。紙もの・液体・金属パーツなど密度の高い商材は、箱がいっぱいになる前に重量の上限に達します。結果として箱数が増え、月額も取り出し送料も膨らみます。

箱に入らないサイズの機材なら、宅トラは3辺450cmまで対応しています。ただし記録媒体・楽器・オーディオ機器・フィギュアは預け入れ不可なので、商材との相性を先に確認してください。撮影機材や施術用ベッドのような大物を丸ごと置くなら、区画を借りる店舗型のほうが素直です。

併用という選択肢

在庫を1カ所にまとめる必要はありません。回転の速い主力商品は店舗型、回転の遅い在庫や過去シーズンの商品は宅配型という分け方が、費用と手間の両方を抑えます。

たとえば主力を屋内0.5帖のハローストレージ(3カ月目以降4,480円/月)に置き、動かない在庫10箱をminikura HAKO(3,200円/月)へ逃がす形なら、月7,680円で両方の性質を使い分けられます。宅配型の総合的な比較は宅配型収納の比較にまとめています。

よくある質問

Q. 個人事業主でも契約できますか。領収書は出ますか。

サービスによって条件が違います。AZUKELは公式サイトに法人・未成年は利用不可と明記されており、さらに領収書の発行がありません。経費処理の証憑を残したい場合は候補から外れます。ほかのサービスの法人契約の可否と領収書の扱いについては、公式サイトでご確認ください。契約名義と支払い方法をどうするかは、申し込み前に決めておくと手戻りがありません。

Q. 週に何度も在庫を出し入れします。宅配型と店舗型のどちらが安く済みますか。

出し入れの回数が多いなら店舗型です。ハローストレージは24時間365日利用でき、自分で運ぶかぎり出し入れに追加費用はかかりません。宅配型はそのつど取り出し送料がかかります。minikuraはBOX 1,100円(ラージ1,320円)、MONOはアイテム単位880円から。サマリーポケットもBOX 1,100円、アイテム880円からです。月に5回出せば5,500円で、これは屋内0.5帖の実質月額4,480円を上回ります。

Q. 仕入れの箱のまま預けられるサービスはありますか。

デリバリートランクは専用箱がなく、自分の箱をそのまま預けられます。詰め替えの手間がかからないのが強みです。定額タイプは契約料3,600円+月3,600円で1,500Lまで、少量課金タイプは基本360円+1個360円からです。ただし常温常湿で空調がなく、補償は1梱包10万円まで、内容物が10万円を超える物は預け入れできません。倉庫は東京・神奈川・埼玉・宮城・大阪にあり、宅配便が届けば全国から利用できます。土日祝は休業のため、週末の出荷には使えません。

Q. 車で在庫を運びます。どのサービスを選べばいいですか。

区画まで車で入れるかを最優先で確認してください。スペラボは39都道府県785店・全店屋内型で設備は充実していますが、駐車場ありは18%のみです。ハローストレージは当サイト実測の空室あり1,479物件のうち屋外が1,223物件・屋内が248物件で、屋外なら車を横づけしやすい区画を探せます。いずれの場合も、契約前に現地または公式サイトで駐車スペースの有無をご確認ください。

ハローストレージの料金と評判|全1,479物件を実測した相場と初期費用の公式サイトを見る

料金・キャンペーンの最新条件は公式サイトの表示をご確認ください。

出典と確認日

すべて2026年8月8日に各社の公式サイトで確認しました。料金と条件は変更される場合があります。契約前に必ず公式サイトの最新情報をご確認ください。

  • minikura:https://minikura.com/lineup/planlist.html(2026-08-08確認)
  • サマリーポケット:https://pocket.sumally.com/pricing(2026-08-08確認)
  • AZUKEL:https://www.azukel.com/plan/(2026-08-08確認)
  • エアトランク:https://www.air-trunk.net/(2026-08-08確認)
  • 宅トラ:https://www.takuhaitrunk.com/about/plan/(2026-08-08確認)
  • デリバリートランク:https://www.realtex.co.jp/(2026-08-08確認)
  • ハローストレージ:https://www.hello-storage.com/flow/initial/(2026-08-08確認)
  • スペラボ:https://spalab-chintai.uk-corp.co.jp/transaction/(2026-08-08確認)
  • ストレージ王:https://www.storageoh.jp/procedure/procedure2(2026-08-08確認)
  • ドッとあ〜るコンテナ:https://www.r-contena.jp/(2026-08-08確認)
  • スペースプラス:https://www.spaceplus.jp/(2026-08-08確認)

総額の計算例は、公式サイトで公開されている料金をもとに当サイトが計算した参考値です。当サイトは各サービスを実際に契約して荷物を預けた体験談を掲載していません。物件ごとの空室状況・広さ別の中央値は当サイトが公式サイトの掲載情報を集計した実測値です。

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